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高血糖の症状が現れたら糖尿病を発症している可能性大!詳しい症状や原因を解説!

高血糖症状の自覚は糖尿病を発症している可能性大!詳しい症状や原因を解説!

厚生労働省による令和元年国民健康栄養調査の結果、20歳以上の糖尿病有病者は1196万人でした。

そして、糖尿病予備軍は1055万人いると推定されており、年々増加傾向にあります。

日本人の5人に1人は糖尿病、あるいは糖尿病予備軍であり、すでに糖尿病は国民病といえるでしょう。

糖尿病予備軍とは、主に生活習慣が原因となる2型糖尿病を発症する前段階の状態のことをいいます。

糖尿病予備軍の段階では自覚症状がないため、気づかない間に病態が進行する可能性があります。

病態の進行によって糖尿病が発症しても、血糖値の上昇の程度が軽い期間は、自覚する高血糖症状はほとんどありません。

しかし、血糖値が著しく上昇するようになると、口渇や多飲などの高血糖症状が出現します。

高血糖症状を自覚する頃には、すでに糖尿病を発症し、合併症を引き起こしている場合もあります。

糖尿病による合併症は、生命にも関わる重篤な病態を招きかねません。

糖尿病は、早期の適切な治療が大切です。

高血糖症状を見逃さず、病態の進行を防ぎましょう。

この記事では、高血糖を引き起こす原因や具体的な症状、糖尿病の診断基準についても解説します。

この記事でわかること
  • 高血糖が引き起こされる原因
  • 糖尿病の診断基準
  • 高血糖症状
  • 糖尿病の合併症による症状

高血糖症状の放置が危険な理由も詳しく説明しているため、ぜひ参考にしてください。

目次

高血糖は血液中に含まれるブドウ糖のバランスが崩れて引き起こされる

高血糖は血液中に含まれるブドウ糖のバランスが崩れて引き起こされる

高血糖とは、血液中に含まれるブドウ糖の需要と供給のバランスが崩れ、血液中に糖が停滞している状態のことをいいます。

ブドウ糖は人間が活動するためのエネルギーとなり、脳にとっては唯一のエネルギー源です。

そのため、ブドウ糖は人体にとって必要不可欠な栄養素であり、不足してしまうと生命にも関わります。

しかし、血液中のブドウ糖が過剰になる高血糖も、身体にさまざま影響を及ぼします。

高血糖が及ぼす身体への影響の一つは、動脈硬化です。

高血糖状態になると、血管の内壁を傷つける活性酸素が発生します。

血管内の傷ついた部分から悪玉コレステロールと白血球が入り込み、血管壁が肥厚し、動脈硬化を引き起こします。

動脈硬化は心筋梗塞脳梗塞など、生命に関わる重篤な病気を招きかねません。

動脈硬化を引き起こさないためには、高血糖の予防が重要となります。

高血糖を引き起こす主な原因を、以下にまとめました。

高血糖引き起こす原因
肥満脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインは、肥満により血中濃度が低下する
アディポサイトカインはインスリン抵抗性改善作用があるため、分泌の低下によってインスリンの効果が弱まり、高血糖を引き起こす
過食過食によって血糖が急上昇し、その反動でインスリンも多量分泌される状態が長期間持続すると、インスリン抵抗性を招く
運動不足運動不足により筋肉量が減ってしまうと、筋肉によるインスリン感受性や基礎代謝量も低下する
ストレスストレスを感じると交感神経が活発になり、血糖値を上昇させるグルカゴンやアドレナリン、甲状腺ホルモンが働く
遺伝血縁者が糖尿病を罹患していると糖尿病を発症しやすい
両親ともに糖尿病の場合、40〜50%の確率で糖尿病になると言われている
加齢筋肉量の低下や、脂肪組織の増加によってインスリン抵抗性が増大
インスリン分泌量自体が低下する

このように、さまざま要因が絡み合って高血糖は引き起こされます。

高血糖状態が持続している病気を、糖尿病といいます。

糖尿病の診断基準に用いられる4つの検査項目とその値ついて正しく知ろう

糖尿病の診断基準に用いられる4つの検査項目とその値ついて正しく知ろう

糖尿病の診断基準に用いられる主な検査は、ヘモグロビンA1c空腹時血糖値の測定です。

これらの検査に加え、必要に応じて、75g経口ブドウ糖負荷試験随時血糖値の測定も行います。

ヘモグロビンA1cは、赤血球の成分であるヘモグロビンとブドウ糖が結合した糖化ヘモグロビンが、血液中にどのくらいの割合で存在しているかを表しています。

糖尿病診断基準4つの検査項目

一度糖化したヘモグロビンは、赤血球の寿命である120日が尽きるまで、元に戻りません。

血糖値の低い状態が続くと、ヘモグロビンに結合するブドウ糖の量が少なくなり、ヘモグロビンA1cは下がります。

反対に、血糖値の高い状態が続くとヘモグロビンに結合するブドウ糖の量が多くなり、ヘモグロビンA1cは上昇します。

空腹時血糖値とは、10時間以上の絶食後に測定した血糖値のことです。

血糖値は食事や運動、入浴などにも影響を受けるため、常に一定ではありません。

健康診断では、食事の影響を受けていない状態で、生活リズムのなかでも変動しづらい午前中に測定します。

75g経口ブドウ糖負荷試験とは、10時間以上の絶食後に75gのブドウ糖を含んでいる液体を飲み、血糖値の推移を測定する検査のことです。

ブドウ糖液を飲んでから30分後、60分後、120分後にそれぞれ採血をして推移をみます。

随時血糖値とは、食後からの時間を決めずに採血した血糖値です。

ヘモグロビンA1cの基準値

HbA1cの基準値

ヘモグロビンA1cの基準値は、以下のとおりです。

過去1〜2ヶ月の血糖値の平均が分かり、糖尿病の進行や改善の程度を測る重要な指標となります。

ヘモグロビンA1c判定
5.5%以下異常なし
5.6〜5.9%軽度異常
6.0〜6.4%要経過観察
6.5%以上要治療

空腹時血糖の基準値

空腹時血糖値の基準値

空腹時血糖値の基準値は、以下のとおりです。

10時間以上の絶食を条件として測定するため、最も安定した基準とされています。

空腹時血糖値判定
70mg/dl以下低血糖
70〜110mg/dl正常
110〜125mg/dl糖尿病予備軍
126mg/dl以上糖尿病の可能性が高い

75g経口ブドウ糖負荷試験の基準値

75g経口ブドウ糖負荷試験の基準値

75g経口ブドウ糖負荷試験の基準値は、以下のとおりです。

糖尿病の診断には、主にブドウ糖負荷2時間後の値が用いられます。

①空腹時血糖値
②75g経口ブドウ糖負荷2時間値
判定
① <110mg/dl
② <140mg/dl
両者を満たす場合、正常型
① ≧126mg/dl
② ≧200mg/dl
いずれかを満たす場合、糖尿病型

正常型にも、糖尿病型にも属さない場合は境界型とよばれます。

随時血糖値の基準値

随時血糖値の基準値

随時血糖値の基準値は、以下のとおりです。

随時血糖値200mg/dl以上が、糖尿病と診断される条件の一つとなります。

随時血糖値判定
140mg/dl未満正常値
200mg/dl以上糖尿病型

糖尿病はこれらの検査値を組み合わせて、段階的に検査を重ねたうえで、総合的に診断されます。

血糖値200mg/dl程度の場合、糖尿病が強く疑われますが、自覚症状はほとんど現れません

血糖値300〜400mg/dlまで上昇すると、高血糖症状が出現すると言われています。

高血糖による症状について詳しく知り身体の異変を見逃さないようにしよう

高血糖による症状について詳しく知り身体の異変を見逃さないようにしよう

高血糖状態の時に起きる症状は、多尿口渇倦怠感集中力の低下などさまざまです。

多くの人は、痛みや苦しいという症状があると病院を受診します。

なんとなく口が渇く、なんとなくだるいという症状では様子をみる傾向にあり、なかなか受診に至りません。

しかし、高血糖症状を自覚する頃には、すでに糖尿病を発症している可能性が高く、症状を放置するのは病態の悪化に繋がります。

身体の異変に早期に気づき、速やかに適切な治療が開始できるよう、高血糖症状について理解しましょう。

主な高血糖症状について、以下にまとめました。

高血糖状態
  • 口渇、多飲
  • 頻尿、多尿
  • 体重減少
  • 脱水
  • 倦怠感
  • 空腹感
  • 集中力の低下

口渇、多飲

高血糖状態では体内の血液中の糖分濃度が高くなるため、浸透圧によって濃度を薄めようと、細胞内の水分を取り込みます。

細胞内の水分が血管内へ引き込まれると生じるのが、細胞内脱水です。

細胞内脱水が引き起こされると、中枢神経が働き、口の乾きを感じます。

その結果、多くの水分を欲し、多飲となります。

頻尿、多尿

口渇によって水分摂取量が多くなると、尿量が増えて多尿となります。

一般的に多尿とは、尿量が3L/日を超える場合です。

腎臓は血液中の糖分を多量の水分とともに尿として排泄しようと働くため、さらに尿量は増え、尿回数も増加します。

体重減少

インスリン不足やインスリン抵抗性による高血糖状態では、ブドウ糖を細胞内に取り込めず、エネルギー源として使用できません。

そのため、体内の脂肪や筋肉のタンパク質がエネルギー源として分解されます。

その結果、食事を摂取していても、体重がどんどん減少していきます。

体重減少は、糖尿病の進行や悪化を示す重要な診断基準です。

体重が6ヶ月で5%以上減少する場合は、医療機関を受診してください。

脱水

高血糖状態になると、血管内の糖を排泄させるために機能するのが腎臓です。

腎臓はブドウ糖を多量の水分と一緒に尿として排出させるため、身体は脱水状態となります。

高血糖による脱水状態の持続は、糖尿病ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群などの生命に関わる合併症を引き起こします。

糖尿病ケトアシドーシス

糖尿病ケトアシドーシスは、主にインスリンの分泌が欠乏している1型糖尿病で生じます。

インスリンが不足すると、身体は血液中の糖分をエネルギーとして取り込めず、脂肪を分解してエネルギーを作るようになります。

その際に産生されるのが、ケトン体です。

ケトン体は酸性なので、体内に蓄積すると身体を酸性に傾けます。

身体が多量のケトン体を生産し続けると、重度のアシドーシスが生じます。

糖尿病ケトアシドーシスの主な症状は、悪心や嘔吐、腹痛です。

より重症化すると、脳浮腫昏睡状態に陥り、死亡する可能性もあります。

2型糖尿病患者では頻度は少ないものの、スポーツドリンクなどの清涼飲料水を多量に飲み続けると起きる場合があります。

高血糖高浸透圧症候群

高血糖高浸透圧症候群は、2型糖尿病患者に起きやすく、糖尿病ケトアシドーシスと同様に異常な高血糖をきたす急性合併症です。

血糖値は600mg/dL以上となり、著しい高血糖と極度の脱水により意識障害を引き起こします

2型糖尿病の場合はインスリン分泌がある程度保たれているため、糖尿病ケトアシドーシスと比べるとケトン体の上昇も軽度です。

高齢者に多く、下記のような糖尿病以外の病気がきっかけとなります。

  • 肺炎や尿路感染症などの感染症
  • 嘔吐や下痢による脱水
  • 周手術期によるストレス
  • ステロイド薬や利尿剤の全身投与
  • クッシング症候群やバセドウ病などのホルモン異常
  • 脳梗塞や心筋梗塞

高血糖状態を放置すると、生命に関わる重篤な合併症を引き起こすため、血糖値管理はとても重要です。

倦怠感

インスリンの分泌や働きが不足して高血糖をひきおこしている場合は、血液中のブドウ糖をうまく細胞に吸収できません。

そのため、活動に必要なエネルギーが不足し、疲れを感じます。

動いていないのに疲れる、常に倦怠感があるという場合は、高血糖からくる症状の可能性が高いです。

空腹感

高血糖によりインスリンが大量に分泌されると、反応性の低血糖を引き起こします。

低血糖は、身体にとって生命に関わる危機状態です。

そのため、摂食中枢が血糖値を上昇させようと食事を摂るよう身体に働きかけます。

お腹が空いたと感じるのは、この摂食中枢による影響です。

食後すぐにも関わらずお腹が減る、常に空腹感があるという場合は、血糖値の乱降下による偽の空腹感の可能性があります。

集中力低下 

血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌されます。

大量のインスリンは血糖値を急下降させ、反応性低血糖を引き起こします。

集中力が低下するのは、反応性低血糖によって、脳に必要なブドウ糖が十分に供給できないためです。

さらに、糖分を経口摂取すると、脳を経由して交感神経が抑制され副交感神経が促進されます。

副交感神経の役割は、身体の休息です。

高血糖によって過剰に副交感神経が働くと、眠気を誘発され、集中力が低下します。

このように高血糖にはさまざま症状がありますが、初期の段階ではほとんど自覚しないため、気づかないまま病状が進行します。

長期間高血糖状態が持続し、病状が進行すると発症してしまうのが、糖尿病です。

高血糖の自覚症状は、糖尿病の初期症状でもあります。

この状態を放置すると、糖尿病はどんどん進行し、合併症が引き起こされます。

高血糖になるとやけに喉が渇いたり、食べているのに体重が減少したりと特徴的な症状がでることがあります。

近年の研究では、ポリフェノールの一種に血糖値を下げる働きがあることがわかっています。
普段の生活に上手にポリフェノールを取り入れるなど、少しずつ対策と工夫をしていきましょう。
ポリフェノールと血糖値の関係

糖尿病の三大合併症とその症状について正しく知り病態の進行を防ごう

糖尿病の三大合併症とその症状について正しく知り病態の進行を防ごう

糖尿病自体は、直接生命に関わる病気ではありません。

糖尿病を発症しても、適切な治療によって血糖値がコントロールされ、病状が安定している人は多くいます。

糖尿病の最も重大な問題は、病態の進行によって発症する合併症です。

糖尿病は、血管にダメージを与える病気であり、全身にさまざまな合併症を引き起こします。

とくに糖尿病三大合併症は、生活の質を著しく低下させ、生命にも関わります。

糖尿病の三大合併症と、その症状ついて正しく知り、少しでも早い段階で病態の進行を防ぎましょう。

糖尿病の三大合併症について、以下にまとめました。

三大合併症
糖尿病性網膜症眼の奥にある、網膜の毛細血管に障害が起き発症。
進行すると、眼底出血や網膜剥離などで失明する可能性がある。
糖尿病性腎症持続する高血糖により発症し、腎障害の進行とともに腎不全に至る。
糖尿病性神経障害高血糖状態が持続し、全身の神経に障害が及ぶ状態。
高血糖が持続すると、神経周囲の血管が傷つくだけでなく神経そのものの性質も変化するため、機能が低下する。
神経とは、運動神経や知覚神経、自律神経とさまざまあり症状は患者ごとに異なる。

それぞれの具体的な症状について、解説します。

糖尿病性網膜症

糖尿病性網膜症は、進行の程度により3つに分類されます。

  • 単純糖尿病網膜症
  • 前増殖糖尿病網膜症
  • 増殖糖尿病網膜

単純糖尿病網膜症

単純糖尿病網膜症は、糖尿病性網膜症の中で最も初期の段階です。

網膜に点状や斑状の出血が起きますが、視力の低下や、そのほか自覚症状はまだありません。

血糖値のコントロールが安定すると、改善する場合もあります。

前増殖糖尿病網膜症

前増殖糖尿病網膜症は、単純糖尿病網膜症よりも一歩進行した状態です。

眼底に白い染みの様なものが現れたり、網膜の血管が拡張したりします。

黄斑と呼ばれる網膜の中心部が、スポンジ状にふやけ、視力の低下やかすみなどの症状を自覚します。

増殖糖尿病網膜症

増殖糖尿病網膜症は、網膜の毛細血管が閉塞し、酸素が行き渡らなくなる状態です。

毛細血管が閉塞すると、代わりに新生血管が網膜や硝子体に伸びてきます。

新生血管とは、本来は存在しない、異常に生成された血管をいいます。

新生血管は、脆くすぐに切れてしまう性質のため、大量出血につながるリスクが高く大変危険です。

硝子体に伸びた新生血管が切れて、出血で混濁すると、視力は急激に低下します。

さらに病態が進行すると、網膜剥離が起きて最終的に失明に至ります。

網膜剥離は、通常眼球の裏側に張り付いている網膜が眼球壁から剥がれ、視力や視野を失う重篤な病気です。

一度失われた視力は、元には戻りません。

糖尿病の診断後も、定期的な眼科の通院は重要です。

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症の症状は、初期ではほとんどありません。

しかし、進行すると蛋白尿が出たり、尿毒症症状が出現したりします。

蛋白尿

蛋白尿とは、一定量以上の蛋白質が漏出した尿のことをいいます。

尿は、腎臓が血液を濾過したものです。

血液には蛋白質がたくさん含まれますが、濾過の段階ではほとんど漏れないようになっています。

しかし、腎臓の糸球体が壊れてくると蛋白質の漏れを止められず、尿中に漏出されます。

尿毒症

尿毒症とは、腎臓の働きが極度に低下して起こる全身の症候のことです。

腎臓には老廃物を体外に排出する働き以外に、水分や電解質、血圧の調整をする機能があります。

腎臓の機能が低下すると、全身の臓器に機能障害が起きてさまざまな症状が現れます。

尿毒症の症状は、以下の通りです。

  • 疲労感、だるさ
  • 浮腫み
  • 咳、呼吸困難
  • 食欲低下、吐き気
  • 睡眠障害
  • 知覚異常
  • 痙攣
  • 貧血

腎臓は一度機能が失われると、回復する可能性はほとんどありません。

腎臓の機能が著しく低下して腎不全に移行してしまうと、人工透析が必要になります。

そして、生きている限り続けなければならず、生活の質を低下させます。

糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害の主な症状は、次のとおりです。

  • 外眼筋麻痺、顔面神経麻痺
  • 突発性難聴
  • 立ちくらみ、不整脈
  • 胃の蠕動障害
  • 下痢、便秘
  • 末梢の痺れ感、痛み、感覚麻痺
  • 勃起障害
  • 皮膚の潰瘍
  • こむらがえり

とくに、足先や足裏の知覚や運動の神経障害を発症する人が多くいます。

具体的には、ビリビリやチクチクするような痛み、痺れなどの症状です。

痺れによる感覚麻痺によって、軽い傷が壊疽まで進行し、足の切断に至る場合もあります。

・食後や空腹時の血糖値を抑制する
・インスリンの効き目を高め分泌を促す

など、糖尿病予防におけるポリフェノールの研究が進んでいます。
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高血糖症状を見逃さず早期に適切な治療を開始して糖尿病の進行を予防しよう

高血糖症状を見逃さず早期に適切な治療を開始して糖尿病の進行を予防しよう

高血糖時に出現する症状は、多尿や口渇、倦怠感や集中力の低下などさまざまです。

高血糖症状は、糖尿病の初期症状である可能性が高く、速やかに医療機関を受診する必要があります。

しかし、高血糖症状は痛みや苦しみを伴わないために、多くの人は受診に至りません。

高血糖状態が長期間持続すると、少しずつ全身の血管が蝕まれ、合併症が引き起こされます。

糖尿病による合併症は、生活の質を著しく低下させ、生命にも関わります。

早期に適切な治療が受けられるよう、高血糖症状を見逃さないようにしましょう。

高血糖症状を見逃さず早期に適切な治療を開始。糖尿病の進行を予防しよう

この記事の監修者

東京医科大学を卒業後、複数の総合病院内科、東京医科大学病院 糖尿病代謝分泌科を経て、現在の四谷内科・内視鏡クリニックの副院長に就任。


糖尿病専門医でありながら、見逃されやすい内分泌疾患にも精通した総合的な診療をおこなう。

日本糖尿病学会
糖尿病専門医

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